えのもとさんの読書日記

読むことで、思考が広がる。考えが広がる。みなさんに新しい視点を提供します。

「型」にこだわりすぎなくて、いい。

何かを始めようという時、そこには「型」があります。つまりは、基本とされていることが存在します。

 

そして、私たちは何も知識を持っていない分野で、新しく作り出すことはできません。中には、自らの研究によって、すでに証明された数式にたどり着く稀有な人もいるけれど、それを地球上の全ての人にできたら、この世の中はもっと進歩していたはずです。

 

だから、基本である「型」は大切です。仕事だって、マニュアルから覚えることが多いでしょう。

 

しかし、「型」を覚えたら、今度はそれを手放すフェーズに入ってきます。ずっと手放すことができない人が、「マニュアル人間」と呼ばれたりします。マニュアルは大事ですが、そんなあだ名をつけられるのは嫌でしょう。

 

私も気を抜くと「文章の型」という存在しないものを無意識に求めていることに気付きます。それでも気付かない場合は、スランプとして書けなくなるのだと思います。

 

「型」は初心者から脱却するにあたっては大事。

けれども、それより先を望むのであれば、「型」はかえって創造性にとっては邪魔になってしまう。

 

そのバランスが、難しいのです。