えのもとさんの読書日記

読むことで、思考が広がる。考えが広がる。みなさんに新しい視点を提供します。

コンテンツの「深さ」よりも、「多さ」が求められている可能性

本日はちょこっと簡単に、サクッと読める考察です。

 

コンテンツは長さが大事なのか?

バラエティーに富んだ、種類の多さが大事なのか??

 

 

例えばですが、みなさんが好きな漫画やアニメ、書籍などを想像してみてください。
好きなものがある場合、大抵は新作を読みたくなりますし、見たくなりますよね。
作者がちょこっと裏設定を暴露していたり、創作の秘密や影響を受けた作品についてなど。何かしらの発信をすると読みたくなります。
直接的に本編に関係がなくとも、いいのです。
それが「推し」というものだろうと考察します。

 

ここでは、コンテンツがどれだけ充実しているのか?クオリティがあるのか?なんてことはあまり気にしていないと思うのです。
だって、ファンになったのですから、「何でも見たくなるから」です。

 

ここで、コンテンツはクオリティや作品の意味などが込められた「深さ」ではなく、それらが供給する「コンテンツの多さ」をファンに求められていることになります。

 

漫画やアニメには、メインの登場人物がいるわけですが、
そのメインのキャラクターが万人に受け入れられるわけではありません。
中には、倒される運命にある悪役にドはまりするケースもありますし、主人公の親友の友達のカップリングが気になる…!と超ニッチなファンも出てくるのです。

 

 

「推し」の科学 プロジェクション・サイエンスとは何か (集英社新書)