えのもとさんの読書日記

読むことで、思考が広がる。考えが広がる。みなさんに新しい視点を提供します。

情報商材は天使か?悪魔か?本よりコスパがいいのは本当なのか?

さて。

2022年から薄々思っていたのですが…

 

2023年、情報商材多くないですか…???

 

本当に、本当に。最近感じていることです。

特に、ゴールデンウィーク、夏休み明けなど。

人が変化を求めたい時期に、多い気がしているんです。

 

情報商材とは、その名の通り、情報を売っている電子書籍のこと。

Kindleなどの電子書籍には売られていないことが多く、どちらかというと「コンテンツプラットフォーム」に蔓延しています。

 

話題になったBrain、今年に一気に知名度を上げたTipsなど。

そして、私が発信場としているnoteにおいても、かつては情報商材の有料販売が横行していたとか。

 

その悪評があってか、運営の利用規約に

・情報商材お断り☆

という旨の記載があります。(実際はもっと堅く書いてあります)

 

そこで、とある情報商材屋さんの発信で、

以下の文言を見つけました。

「本は安いけど、実はコスパが悪い。それに比べてコンテンツは本に比べて高額だけど、時間をお金で買うと考えたら安い買い物だよ。」

 

そこで一瞬 そうなのかな?と思いましたが、

さすがは文章がうまいだけあります。

 

コンテンツは確かに

・欲しい情報だけが書かれている

という部分だけを見れば、本よりコスパがいいように見えます。

 

時間はお金では買えないですからね。

 

でも、よくよく考えてみると、

情報商材が消費者の利益になっているかどうか

なんてものは、証明しようがないんですよ。

 

言ってしまえば、情報商材と呼ばれるコンテンツたちの相場が一万円であるならば、安い商材は売れなくなります。

人は、高額な金額がつけられていると無意識にフィルターがかかって、

「高いから、きっといいんだろう」と思ってしまうからです。

 

購入者から見たら、2000円の本の方が、役に立つ情報が書かれていたなんてこともあるわけで。

また、欲しい情報にすぐにアクセスできる情報だから高い、論は

ネットサーフィンで検索していることと変わらないんですね。

 

これは、検索するときのことを思い浮かべると、理解できます。

 

例えば、恋人との関係がうまくいってなかったら、

「彼氏 うまくいかない  検索…」

仕事を辞めたかったら、

「仕事 やめたい 検索…」

という風に、検索を繰り返すことと同じ。

 

それが、検索せずともTwitter上に口コミが拡散されて、流れてきますから、

そこで興味を持つことがある。

気になって読んでみたら、買わないと…!という気分になって、購入してしまう。

 

そんな、悪循環です。

 

では、話を戻しましょう。

以上を踏まえた上で、情報商材は本よりもコスパがいいのか??

 

この問いに、自身を持って答えます。

本を読んで得られるもの以上は得られない」と。

 

なぜかと言うと、

情報商材はいわゆる講義なんですよね。

それと比べて、本は自分が読み解くという作業がいる。

 

こうすると正しいですよ!と書いてある本もないわけではないけれど、

能動的に解釈をすることで、書いてあることを読み込むことで、自分の血肉になっていきます。

案外、情報商材に書かれていることは、その時点では古くなってしまっているから、教えられるなんてこともあります。

なんなら、本でもっと詳しい解説本が出版されていることもある。

 

ここで、みなさんが思うように、

「本当に有益な情報は簡単に教えないよね」という理論です。

本当に有益で教えたくないから高いんだ、ではないのです。情報商材は。

 

本当に有益なものばかりだとしたら、

なぜ消費者庁への相談件数は年々上がるのでしょうか?

2018年よりも、コロナ禍の2020年ごろから、情報商材の相談件数は急増しているみたいです。

 

これって、購入者側が「実践しても良くならなかった。内容に対して値段が見合ってない」からおこること。

 

それならば、書籍として1000円以下で売った方がまだ健全です。

 

 

ここで、最後に。

情報商材よりも本の方がコスパが良くないなんてことは、ないと述べて終わりにしましょう。

 

過去に、メンタリストDaigoさんが、YouTubeで

「本を読んで培った知識は、たとえ全財産がなくなっても、一生モノのスキルとして残る。」と発言されています。

 

大変な読書家でもあるDaigoさんが、そう述べておられるのです。

この意見には、大いに賛成しました。

 

本は一見、読みにくくて、理解するのに時間がかかるかもしれないけれど、読書によって得た知識、脳は生涯の財産になる。

 

これは、情報商材では得られないものなのです。