今日は、ふわっとした話をします。
影響力について。
影響力と聞くと、すごい人しかなれないんじゃないかな…
と思ってしまいますよね?
でも、実は私たちの身の回りにおいても、
影響力って、発揮することができます。
今日は、そのことについてお話したいと思います。
影響力は、積み上げたものの上にあるもの
影響力は、才能があるからと言って、
ポッといきなりステータスで現れるものではないのです。
当たり前じゃん!
と思いますよね??
しかし、私たちは気を抜くと、
無意識に思ってしまうのです。
才能があるから、のし上がれたんだ。
運が良かったからだ。
確かに、その人独自のセンスや運も大いに関係あるでしょう。
織田信長は戦国時代に成功したけれども、現代に生まれていても成功するとは限らないように。
こういうのは、パラレルワールド的に考えると、
転生もののストーリーとして面白くなるんですが、
実際に別の時代で活躍できるかは、違う話。
織田信長って、元々は平民出身ではないんです。
武士の家系の子供として生まれた、後継ぎとして生まれたという側面があります。
これが百姓やまったくの平民に生まれていたらどうでしょう?
頑張ったとしても、殺されるかもしれませんね。
このように、「もしも~」の仮定の話として考えるのは、とても楽しいことです。
でも、どこか現実離れしている…と感じるからこそ、
物語として面白い。そこに、現実がどうとかは関係ないですからね。
さて。このように運の話をしてしまうと、
努力なんて無駄じゃん!と思ってしまいます。
実際、そのように無駄だと悲観してしまうことで、
諦めた夢はたくさんありますよね。
夢って、ある意味呪いですなので。
しかし、だからと言って運のせいにして、
努力をしないというのは別の話になります。
運は、積み上げてきた者に与えられるもの
では、最初から運がMAXに与えられた人はどうなのか?
気になりますね。
最初から非常に恵まれている典型例は、
お金持ちに生まれた子供でしょう。
祖父が総理大臣で、父は巨大企業の創業社長!!
うーん…経歴としてはなんと申し分ない!
羨ましくなりますね。
しかし、その子供は、どうでしょうか?
最初からMAXに全てが手に入ってる状態で、次に懸念すべきこと。
それは、情熱の欠如です。
最初からお金の心配をしなくてよくて、就活もダメだったら父のコネで入社。
そんな環境だと、幼少期は楽しいかもしれませんが、
人生で見ると良いものとは限りません。
なぜなら、お金持ちは、「社会的信用」という爆弾を抱えているからです。
大体、創業社長はすごいけれど、二世からは没落する
なんて話がありますよね。
例えば、パナソニックの松下幸之助さん。
彼は、もともと普通の家系で、とても困窮した家に生まれました。
そこで、今では労働基準法違反とも言われそうな待遇で暮らしていたそうです。
彼の生まれたのは、戦前でしたから、苛酷さは今じゃ体験できないほどでしょう。
でも、そこで彼は松下電器を創業し、ラジオを売りまくり、
今では電化製品の巨大企業としてトップクラスに君臨している。
(社長交代して、もうお亡くなりになられてますが)
彼の成功は、彼の独特なセンスや商業に対する才能では、測れないでしょう。
そのなかの一つとして挙げたいのは、
絶対に成功するまでやり続ける
という情熱です。
彼の名言の中で、「成功するまで努力を諦めない」というものがあります。
良い言葉ですね。
彼は運にも恵まれていたかもしれない。
でも、お金がないからとか、生まれのせいにしていたら、
彼の成功も、なかったでしょう。
影響力を持とうと思うと、成功が必要で、
成功しようと思うと、運の要素も必要で、
運だけだと足りないから、努力という積み上げが必要。
ということになります。
影響力は、やっぱり積み上げた先に出てくるもの。
結論。タイトルに挙げた通り、影響力は積み上げた先に出てくるものです。
ただ、影響力を持ちたいからと言って、努力だけをするのではなく、
運という要素も上手に乗れることが大切です。
◆努力に関して参考になる書籍◆
『続ける脳』
継続力=グリットは間違いだった!?
全て読み終えた後に、正しい努力とは何なのかが分かります。
◆松下幸之助さんに関する本◆
今回はここからエピソードを拝借しました。
◆影響力を科学的に論じたベストセラー◆