フロー型とストック型。
この2つの言葉は聞いたことがないでしょうか?
ビジネスや資産の説明をされる時に、使われる言葉です。
フロー=流れる
ストック=溜める、貯蓄する
これらのイメージ通り、
残るか?残らないか?という違いです。
私たちが発信する情報や知識を「資産」として捉えるなら、
残った方がいいですよね??
情報発信において、フロー型は、身近な例で言うとSNS。
社会で出版されているもので言えば、新聞です。
新聞って、日々どこかで起こったことの出来事をまとめられたものです。
新聞の情報が最先端だとされた時代もあったのですが、
SNSやネットニュースが普及してしまった現代では、情報を即時入手するという点では遅い部類になります。
ただ、何か必要があれば遡って事件や出来事の概要を調査する、という側面で見ると、ストック型であるともいえます。
しかし、私たちの殆どは記者でも研究者でもないので、
新聞の情報は、フロー型として、
日々起きた出来事を見出しでざっと見るだけになってしまっています。
そこで今回、私が提唱したいのは、
フロー型に特化したSNSを、ストック型として活用する道がある
ということです。
これ、やってる人はすでにやっています。
現代日本の哲学者兼作家の千葉雅也さんは、
思考の整理のためにもSNSを活用しているとおしゃっていました。
ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論 (星海社 e-SHINSHO)
また、茂木健一郎さんは、Twitterに書いた連続ツイートを、
自身のアメブロにまとめたりしています。
このように、フロー型であるSNSを、活用方法によってストック型に変えていく。
もちろん、この使い方は、
・他に発信する主体のメディアがある
・インプレッションを稼ぐための発信ではない
という点で、相性が分かれるところです。
SNSはフロー型。 ブログはストック型。この言説を見て、なるほどなと思った。フローとは、絶えず流れていくもの。流れるのだから、雨水が山から川へ、街を抜けて海に辿り着くように。ずっと流れていくものだ。 これを、発信に例えるならば、SNSで発信された言葉や情報はずっと流れていき、新しいものが入ってくるので、全体知として蓄積することはできない。それに対してストック型は、どんどん投入しても、流れていかない。そのメディアを消さない限り、ずっと溜まっていくのだ。 もちろん、情報の鮮度はあるだろうが、ストック型が求めるのはストックであって、「その人が蓄積してきた情報、知識」だ。これは、本人が消したとしても、どこかには残っているかもしれない。 ストックし続けると、それらも埋もれてしまうのだが、フロー型のように、そうたやすくは忘れられない。後からでも遡れば、掘り返すことができるのだ。書籍もストック型の知識であるからこそ、紀元前の時代から先人の教えを語り継ぐことができた。私たちが目指すべきは、ストック型の知識運営なのだ。
このように、ストック型のメディアとしてSNSを活用する。
これは、今のTwitter(X)では、炎上リスクがありますが、
threadsでは、今のところそんな心配はないと思われます。
アクティブユーザー数は減っているようですが、
これから検索機能などが日本でも実装されると、
巻き返しのチャンスはまだまだ残されているのです。
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