えのもとさんの読書日記

読むことで、思考が広がる。考えが広がる。みなさんに新しい視点を提供します。

スマホ時代の文章術

 

今回紹介するのはこの本です。

朝日新聞ウェブ記者のスマホで「読まれる」「つながる」文章術

 

Kindle Unlimitedに入っていており、知人に紹介されて

読んでみると、「今の自分に足りなかったことだ…!」と

あっという間に読んでしまったので、紹介したいと思います。

 

 

現代人は、スマホで「読むこと」が増えている

今の人は読書をしないとか、よく話題になりますね。

 

しかし、文字量で言うと、現代人は圧倒的に読んでいるのです。

 

友人とラインでメッセージをする時は、

メールを送りあっていた時代よりも多く送信していますし。

 

パソコンでしか検索できなかったことが、

外出先でもスマホでササっと検索できることで、

いつでもどこでもネットの文章が読めるようになりました。

 

私たちは、読みまくっているのです。

※これについてくわしく書かれている本があるので、理解を深めたい方へ。

「若者の読書離れ」というウソ (平凡社新書1030)

 

文章を書いている人は、「スマホで読まれる」ことを前提に!

文章術の本って、かなり多いですよね。

プロの作家から、

一般的なブロガーなど。

多くの人が文章術について本を出しています。

 

なかには、「これをしないと駄目だよ」とバッサリ切っているものもあったり、過激な表現も多いので、読者からしたら「どれを信じたらいいの状態」ですよね。

 

個人的には、色んな本を読みまくって

文章の型を身に着けたり、色んなブロガーが提唱している

文章術を学ぶのがいいかと思います。

 

でも、それではいくら読んでいても

文章術マニアになってしまう危険性もある。

 

だからこそ、私はこの本を読んだ時に

「文章術の本を一冊だけ挙げよ」と言われると、

これだ!と思ったのです。

 

起承転結がいいとか、ストーリー風に展開せよとか、

合わない人には、合わない。

この一言に尽きると思うのです。

 

それならば、私たちネットで文章を書くブロガーとしては、

「スマホで読まれること」に特化した文章が良い。

 

この本は、ウェブ新聞の立ち上げから学んだ、

「ネットで読まれる文章とは」について

分かりやすく説明されています。

 

本って、堅い表現がつきものですが、

この本はいたって読みやすい。

 

こういった読みやすさが、ネットでは読みやすい文章なんだろうなと、お手本を見せてくれるように感じました。

 

文章術を学ぶために、またはネット記事の文章のお手本として。

忖度なしで参考になった一冊でした。

 

 

 

 

◇本文中で紹介した本◇

「若者の読書離れ」というウソ (平凡社新書1030)