本を読みたいけれど、何を読んだらいいか分からない…。
昨今、読書を継続している人は日本では3割ほどしかいないそうです。
読書0の比率は、全体の半分以上。これは驚異的な数字だと思いませんか?
読書をする気が起こらない
何を読んだらいいか分からない
読みたいものがない
読書する意味が分からない
様々考えられますが、「読書をする意味が分からない」と考えている人も、スラスラ読める本をきっかけに、読書に目覚めるというケースも、珍しくはないのです。
私自身、元々、国語で文章を読むことが苦手でした。
読解力がないし、何書いているのか分からなかったからです。
そして、大学時代のとある日。
齋藤孝先生の本を手に取りました。
語彙力こそが教養である (角川新書)という本です。
いつだったか…覚えていないですが、2016年ほどだったと思います。
ぶらぶら大きな書店の中を歩いていると、イチオシの本の中にあったこの一冊。
タイトルにつられてぺらッとめくってみると、
気になる部分がたくさんある!
なんだこれ!新鮮だ!!!!!
って、本気で思いました。
それだけ、本を読んでこなかったのですから。
しかも、エッセイとか批評の類は、授業でも超絶苦手だったんですよね。
そして、買って帰って、一晩かけて読みます。
一周目が読み終わると、わくわくが止まりません。
「教養」という言葉も「知性」という言葉も。齋藤先生が他の著作でも引用している、ソクラテスや孔子について書いてる部分も、新鮮でたまりませんでした。
知らないことが書かれていて、分かりやすい言葉で説明されていて、読んだら理解できる。今ではこんな単純な経験が、当時は新鮮で、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
その後、「語彙力こそが教養である (角川新書)」は二周目も三周目も読みました。
齋藤先生の使う言葉を体にしみ込ませたくて、声に出して何度も読みました。(もはや狂人レベルですね)
そして、読書というものに、目覚めたのです。
その後も、齋藤先生の本は、読み続けました。
先生は多作な方ですから、一年に何冊も出しています。
子供向けの教養シリーズや解説シリーズもあるので、本人監修のものも含めると、100を超えるのではないでしょうか?
15分あれば喫茶店に入りなさい。という本も、「15分でカフェに入るなんて勿体ない」と思う人も、考えが変わってしまうほどのオススメ本です。
その後も、他の著作を読みまくりました。
※気になればクリックしてみてください。
私のイチオシは「読書する人だけがたどり着ける場所」「頭のよさとは「説明力」だ」ですね。
…まあ、私は齋藤先生のファンでもあるのでプッシュするのですが、他の友人知人にも意見を聞いたところ、齋藤先生の著作はとにかく読みやすいと評判でした。
読みやすいって、本当に読書を続ける動機にもなるし、始めるきっかけにもなるんですよね。読みにくい専門書とか、途中で匙投げたくなるじゃないですか。
それよりも、小説の方が面白いし、で。
でも、そんな専門書も、テレビで分かりやすく解説されていて予備知識が手に入ると、格段に読みやすくなってたりするんです。
だから、自分の持っている語彙量とか、読書するための体力とか、事前知識とか興味とか、様々な要素が絡み合って「読書をしよう」という思いになる。
本を読むことが好きになる。
これって、本当に大切なことだと思うんです。
だから、まずは本を読むことを好きになるために、分かりやすい本を一冊読む。
その経験は、一生を左右するほどの経験に、きっとなります。
私は齋藤先生がきっかけで、読書の世界に足を踏み入れました。
あえて、最初は小さな一歩目から。初めていきましょう。
●齋藤孝先生の著作●
他にも気になる作品をチェックしてみてね!