文章を書くこと。
今の時代では、キーボードを叩き、パソコンの画面に文字を表示させることを「書く」と表現する。
パソコンが登場する前は、タイプライターが。
タイプライターがいない時代では、文字通り「ペンや鉛筆」で紙に書くことを「書く」と呼んでいた。
そんな一昔前に思いを馳せると、「書く」という言葉にも時代の移り変わりを感じる。
そういえば、最近読んだ本で、ライターやブロガーの間で話題になっている本がある。
いしかわゆきさんの『書く習慣』だ。
読んでいて、とても軽快な語り口で、分かりやすく話しかけてくるように書かれている。
ライターなどの「書くこと」を生業にする職業が注目されている。
それと同時に、「正しく書くこと」を推奨する文章術の本も、多く出版されている。
しかし、正しく書く、文章のルールを守らないと…と焦ってしまうと、その人の独自の文章は生まれない。
書くことを仕事としてプロとしてだけではなく、
「書くことって、楽しいんだよ!」ということを全面に、書く習慣の中では書かれている。
この本は、読みやすい本として、ライターやブロガーたちを勇気づける本として、今もなお読み継がれている。
そこで、書くことについて、私も何万文字かは数えてないが、そろそろ十万文字を達成したことと思う。
noteで最初の記事を書き始めた時よりも、
「自分の考えていることをそのまま言葉で表現する」というスキルには、長けてきたと自負している。
今の課題は、文章が書けないということよりも、
文章の流れやあらゆることを言語化する、というもの。
十万文字書いて、ようやく初級者から中級者に足を踏み入れたような気がする。
文章を書いていて思うのは、
インプットって、本当にアウトプットの質を変える
という、当たり前のことだ。
当たり前すぎるが故に、大量のインプットとアウトプットを繰り返すということが、おろそかにされていると感じる。
文章を書けるようになりたければ、スラスラ書けるようになりたければ、
書く習慣をまず身に着ける。
毎日でも書くようにする。文章を生み出す。
それは一種の修行のようなもの。
その修行を完遂した者が、書き手として生きていくのだと思う。