えのもとさんの読書日記

読むことで、思考が広がる。考えが広がる。みなさんに新しい視点を提供します。

本を読めるだけですごいと思うたった一つの視点

 

突然ですが、

あなたは本を読むのが好きですか??

 

では、質問を変えます。

 

あなたは、本を読めますか???

 

 

これらの単純な質問。

本を読むのが好きな人だったら、

「うん好きだよ!読めるよ!(なんで?)」

と普通に答えますよね??

 

しかし、

「なんでそんなこと聞くんだよ!」

「バカにしてんのか!?」

「えらそうに説教か?ん?」

なんて、反発する人もいるのです。

 

読書をするかしないか、好きか嫌いか。ただそれだけを聞かれただけなのに、相手を非難してしまったり、攻撃してしまう人がいる。

 

これらの反応には明確な差があり、私たちは目を背けたくなってしまうのです。

 

それは、なぜか??

 

自分が聞かれたくないことだから

です。

 

そもそも、本を読めるか?読むのか?と聞かれるのが嫌いな人ってどういう人でしょう?

 

それは、読書が嫌いな人または嫌々やらされてる人、ですよね。

 

今、このように文章として読んでいただいてる時は、

「そんな反応するわけないじゃん」と思うものです。

 

けれども、日常生活を普通に過ごしていると、

聞きたくない話のひとつやふたつ、ありますよね??

 

勉強が嫌いだったら、受験のこととか資格勉強のこととか聞きたくないでしょうし、結婚したくない人だったら、子供の話とかも聞くのも嫌でしょう。

 

話が聞きたいか?聞きたくないか?

どちらの反応を示すのは何かというと、「その対象を自分ごととして受け止めてるか」「興味のある分野」に限られてくるわけです。

 

そうなると、本というメディアはどうでしょうか??

 

本には、まずタイトルにテーマが書かれていて、文章自体はそのタイトルのテーマにそって展開されていきます。

しかし、ここで気を付けてほしいのは、「本は著者という他人によって書かれている」という点。

 

仲良くもない、会ったこともない人の文章を、100~200ページほど、読んでいくのです。

正直、知人の書いた文章だって、そんなに読みたくないよ!と思いますよね?

または、友人の世間話でも、話半分に聞いてることって多いじゃないですか??

 

それは、人間が「自分に興味があることをいかに聞きたいと思っているか」なんですよね。誤解を恐れずに言えば、自分に関係のない、興味のない話は聞きたくないと思っている人が大半なんです。

 

読書が嫌いな人が、本の話を聞きたくないように。

本というのは、著者の主張を言葉として体に入れる行為でもあります。

 

ホラー系が苦手な人が、「怖い話聞きたくない!やめて!」と言ってしまうのは、話を聞くことによって、想像しちゃうからなんですよね。

人には想像する能力が備わってるから、聞きたくない話を聞くことが苦痛に感じてしまう。

 

本エッセイで、本を読める人がどうしてすごいのか?という問いをタイトルで提示しました。

 

ここまで読んでいただけた方なら答えはこうかな?と予想がついたことと思います。

 

 

 

それは、

本を読むことは、常に新しい考え方、価値観を得る行為だから

です。

 

勿論、この答えが正解なのではなく、私はこう思ってるという正解です。

 

本を読むことは、人の話を聞くことと同じような行為です。

話を聞くことによって、自分の中にはなかった視点も取り入れるのですから。その中には、自分にとって耳の痛い話とか、打ちのめされる話も含まれているはずです。

 

興味のある本を一冊読むくらいだったら、それは自分の興味の範囲内で読んでるので、あまり変化はありません。

 

よく、「読書好きは好奇心旺盛」とよく言われますが、

なぜだろう?と考えたことはありませんか??

 

好奇心旺盛というのは性格上の特性ですが、

読書によって「自分の価値観を常に破壊しつづけ、新しい視点を取り入れている」のだとしたら、好奇心旺盛な人じゃないと、読書嫌いになるんです。

 

これ以上はもう耳に入らないから話をやめて!と言いたくなるのと一緒。

 

性格上の特性ですから、読書を好きになる人もいるし、嫌いな人も出てくる。読書をしてないから読書が嫌いなんだ!という一言で片づけることができないのです。

 

これは、頑張りたくない現状維持でいいと思ってる人に、変化しないと成功しないぞ!とお説教しているのと同じこと。

 

だからこそ。

本を読めるだけで、すごいと誇れる長所なのです。

 

今の現代人は、半数以上の大人が、月に一冊も本を読まないそうです。

それだけ、本を読むよりも仕事とか、遊ぶこととか、他のことに夢中になりたいと思う人が多い。

 

たまに本を読まないと人間的に成長しないよ!という人がいますが、

本を読んだからと言って成長するとも限りません。

 

たくさんある娯楽の中で、積極的に認知機能を働かせないとできない読書。本を読むと言う行為。

それができる、好きだというだけで、

あなたはすごい人なのです。

 

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