えのもとさんの読書日記

読むことで、思考が広がる。考えが広がる。みなさんに新しい視点を提供します。

天才とは努力で作られるもの?

今日は久しぶりに、読書日記を書こうと思う。

 

通勤の電車内で読んでいたのは

続ける脳 最新科学でわかった!必ず結果を出す方法 (SB新書)である。

茂木先生の本だ。

 

この本を部屋の中で見つけた時、

どうして買ったのか忘れてしまった。買ったことすらも、忘れていた。

 

なにはともあれ、せっかく見つけたのだから、過去の自分に感謝して読もう。

 

読み始めると、すいすい進む。

 

(あれ…読んだ気がする…)

記憶の中から、この本を読んだという記憶が呼び起こされる。

 

「続ける本」という本は、その名の通り、

継続することがいかに大切か?ということが語られた本だ。

 

努力とか根性とかそんなものだろうと想像するが、そんなことはあまり触れられていない。むしろ、作者は根性論があまり好きではないらしい。

 

30分という通勤電車の時間の中で、

64ページほど読んだ。

 

やはり、どこかで読んだような気がする。

 

それにも関わらず、茂木先生の紡ぐ言葉たちに考えされられるのだ。

 

この本では、努力とかそんなことにはあまり触れられてなくて、

意外にも「天才とは」という話題が多かった。

 

才能が認められなくても描き続けた画家・ルソーの話。

誰にも言わずに作品を書き続け、完成品をポンっと出してしまう村上春樹。

 

今では、とても高く評価されている、誰も疑いようのない天才。

 

しかし、天才というのはあくまで「周りからの評価」であって、本人たちはただ「自分を信じてやり抜いただけ」。

 

言葉にするとなんと簡単な響きだろうか?

 

私は何度も何度も挫折をしている。

これを読むあなたもきっと、そんな経験でいっぱいのはずだ。

 

一回失敗をしても、百回失敗しても。

実を結ぶまでやり続ける。

 

その努力たちに貴賤はなく、とても尊いものだ。

 

今日はこの本を通勤時間の間に読んだだけだったが、

その後の仕事で妙に考えることになった。

 

ちょっと読んだ文章たちが、頭の中を反芻して。

きっとこの繰り返しで、自分というものは作り変えられていくのだろうと感じる。

 

この本は、読んでいると「当たり前のことしか書いてなかった」と評する人が多いだろう。

 

しかし、だからこそ読む価値があると思う。

私の場合、全ての本においてそう思うものだから、困ったものだ。読むものを無差別に読みさくってしまう。

 

明日は何を読もう??

 

 

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